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[女性特集]Q&A 多くの求人から賢く選ぶには?
[女性特集]Q&A 多くの求人から賢く選ぶには?
派遣の仕事のなかで、いちばん数の多い「一般事務」。とくに女性の場合は、求人数も求職者数も事務職が圧倒的多数だ。それだけに「仕事の数が多すぎて選びにくい」「スキルをアピールしづらい」という声もある。そこで、派遣会社でジョブコーディネーターとしてスタッフ(登録者)に日々接している入野真樹子さんに、疑問の数々に答えてもらった。 Text=萩原まみ Photo=つげしょうこ 2008.08.21. Update
派遣の王道「事務系の仕事」につくには 2009.01.30. Update
自分に合った、働きやすい派遣先を見つけるには?
Q. 事務といっても、いわゆる一般事務から営業事務、総務・人事・経理事務、秘書、通訳・翻訳、PCオペレーターなど、職種の幅がありますが、とくに人気が高いのはどんな職種ですか?
A. 需要供給、どちらも多いのは一般事務です。
部内のアシスタント、庶務といった仕事が、求人数もスタッフさんの数も多い「ボリュームゾーン」ですね。
Q. 求人数が多すぎて違いが見えづらいような気もするのですが、どんな条件で派遣先を選ぶスタッフが多いのでしょうか?
A. どの条件を重視するかは人それぞれです。
交通費を自分でご負担いただくので、交通費や沿線、ロケーションを重視なさる方がやはり多いですね。都内でいえば新宿・渋谷・東京駅など、通いやすくて魅力のある駅近くの会社、大手企業、マスコミなどの華やかな業界は人気が高いです。
また、最近では、時給よりも、働きやすさという観点で仕事を選ぶ人も増えてきているように感じます。例えば、まわりに派遣スタッフが多い、受け入れ態勢がしっかりしている、引き継ぎ期間が長い、長く稼働されているスタッフの方がたくさんいる、といった安心材料があると、時給などの条件自体はあまりよくなくても人気が集中することがありますね。
Q. 事務職で派遣スタッフとして働くには何年ぐらいキャリアがあればいいですか?
A. 最低1年程度です。
企業から入るオーダーのほとんどが「事務経験1年以上。Excel、Wordの基本操作ができる人」。ここが最低条件と言ってもいいでしょう。派遣という雇用形態上、即戦力を期待されますので、経験やスキルが高いほど、求職者の選択できる幅が広がります。
Q. もう少し高いスキルをアピールしたい場合はどんな資格やスキルが有効ですか?
A. 資格なら簿記やTOEIC のニーズが高いです。
簿記は「日商簿記2級を持っている方」と募集がかかることが多いですね。TOEICは仕事によって期待されるスコアが変わってきますが、だいたい600点ぐらいから。翻訳・通訳といった業務になれば、もっと上のスコアが要求されます。
OAスキルでしたら、ExcelとWordにプラスαで、ほかのアプリケーション、パワーポイントやアクセスが使えるとか、Excelでもたとえばピボットテーブルや複合関数などの技能を持っているとかですと、選択肢が広がります。