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[人材紹介特集] 転職市場が冷え込むいまこそ
人材紹介会社はすべての求職者の強い味方!
最低4〜5社は足を運び、相性を見極めて
このように、求職者にとってはメリットの大きい人材紹介会社。上手に活用するコツは?
「規制緩和から11年目、人材バンクの数は急激に増えました。ホワイトカラーに限っても3000社以上もあり、それぞれが得意分野を持って差別化をはかっているので、まずは自分にぴったり合うところを探しましょう。
業界特化型、職種特化型、地域特化型、若手が得意、女性に強い、初めての転職に絞って紹介しているなど、人材バンクごとにありとあらゆる特徴を打ち出していますから、たとえばインターネットなどで気になる会社をピックアップし、最低4〜5社は実際に足を運んでみてください」
コンサルタントとの相性もあるので、実際に足を運ぶのは大切。そうして、信頼できる人材紹介会社を見極めたら、その時点で2〜3社あるいは1社に絞って、転職活動を始めるとよいそうだ。
なお、意外に知られていないことだが、たいていの人材紹介会社では、夜間や土日などの訪問も歓迎している。
「つまり、在職中であっても無理なく転職活動ができるということです。いまの会社を辞める前に、そもそも転職活動を始めるかどうかから相談してみることをおすすめしますね」
匿名スカウトを上手に活用
とはいえ、数ある人材紹介会社を1社ごとに比較するのは、至難の業。
「手前味噌になりますが、そんなとき役に立つのが、私ども『人材バンクネット』のような人材バンクの集合サイトです。業界や職種、コンサルタントなどさまざまな条件で人材バンクの検索ができますし、匿名スカウトといって匿名でキャリアシートを公開し、各人材バンクからのスカウトメールを待つこともできます」
この匿名スカウトとは、キャリアシートを作成して匿名で公開すると、参画している人材紹介会社からスカウトメールがくるという仕組み。見逃しがちな求人が入手できるだけでなく、転職活動を始めるにあたって自分のキャリアにどのくらいの声がかかるか、客観的に把握できる。
「転職市場動向が厳しくなっているいま、できるだけリスクを避けるためにも在職中に転職活動を始めることをおすすめしていますが、その場合にも匿名の状態で転職市場における自分の位置を確認することのできる『匿名スカウト』のシステムは便利です。
また、思ってもみない企業から思ってもみない部分を評価されるなど、スカウトを受けることで、自分では気づきにくいアピールポイントに気づくこともできます。
いずれにせよ、人材バンクが転職活動の幅を広げてくれることは間違いありません」
年齢がネックになるのではないかとか経験が不十分なのではないかとか、人材紹介会社を通じての転職に及び腰になっている人もいるだろうが、やりたい仕事が明確にあり、前向きに取り組んでいける人であれば、大丈夫。
「どうぞ自信をもって、まずは『人材バンクネット』のサイトをのぞいてみてください」